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342 :サトリビト:2010/04/22(木) 19 23 44 ID 946/fIYE 今僕は自分の家のリビングにいる。 僕の家のリビングにはL字型の4人掛けソファがあるのだが、僕は地べたに正座していた。別に正座が好きなわけではない。 ただ4人の女性が占領しているからだ。 今日は土曜日。秋祭り当日。 祭りは夜からだがみんなで一緒に行こう、という事でこうして僕の家に集まっていた。 集まって行くのには問題ないのだが・・・人選を間違えたのだろうか、空気が重たく感じる。 ふと隣を見る。大和だ。 大和は気合いを入れているのか髪の毛を立てている。服も昨日僕と街に行ったときに買ったものをさっそく着てきた。2万円のTシャツだ。 (やべー!!写メで見るより実物の方が超きれいだ~!) ちなみに大和の熱い視線は真っ正面に座っている姉ちゃんに向けられていた。 大和、悪いことはいわないからその人だけはやめておけ。この能力がないと立ち直れなくなるぞ? 大和の斜め前には友達の山田君がいる。 山田君は眼鏡をかけていて知的なインテリ風男子に見える。 しかも僕と同様正座している。律儀なやつだ。 だが僕にはわかっているぞ、お前の頭の中が! (恭子ちゃん恭子ちゃん恭子ちゃん恭子ちゃん恭子ちゃん恭子ちゃん恭子ちゃん恭子ちゃん恭子ちゃんっ!!) ・・・最っ低だな、山田。ってか恭子ちゃんに手を出したらお前の秘密を全校生徒にバラしてやるからな!! 山田君の横には太郎君がいる。体育会系のマッチョボーイだ。 実は太郎君とはしゃべったことがほとんどない。 昨日大和と山田君に今日のことについて話しているのを太郎君に聞かれたのだ。 すると急に土下座してきて、「一生のお願いです!どうか私も連れて行って下さい!」とお願いされたのだ。 そういうわけで今ここに太郎君がいる。 彼の目的はただ一つ。 (はぁ~・・・俺の結衣は今日もかわいいな~・・・っ!!も、もう少しででミニスカートの中が!!・・・ハァハァ・・・) こっちは山田君とは違い、興奮が顔ににじみ出ていた。よだれも少しでている。 そんな太郎君の様子に女性陣は完全にドン引きしている。中でも陽菜の引き具合が顕著だ。 太郎君の斜め前には姉ちゃんが座っている。 (・・・なんでこんなにいんだよ・・・まじうぜぇ・・・) そんなこと言わないで姉ちゃん!せめて・・・せめて、大和には優しくしてあげて・・・ その横には陽菜。 陽菜は恭子ちゃんを食い入るように見ていた。初めて会ったかわいい女の子によくやる陽菜の癖だ。 なぜかは不明だが小学校からよくやってるんだよな~・・・まさかそっちの趣味・・・なのか? 陽菜の斜め前には恭子ちゃん。 (う・・うぅ・・・知らない人がこんなにいっぱい・・・助けて、慶太さん!) 心配しないで!恭子ちゃんだけはこの命に代えても山田の魔の手から守ってやるからな! 最後は恭子ちゃんの隣、つまり僕の斜め前は岡田。 確かに太郎君の思った通り今日の岡田はいつもよりかわいく感じる。・・・ミニスカートのせいなのか? (っっ!!今慶太が私の足を見てたっ!?す、少しは意識してくれてるのかな・・・///) あ、危ない危ない!!思わずじっと見入ってしまっ―――― ガチャン! 突然大きな音がした。 343 :サトリビト:2010/04/22(木) 19 25 01 ID 946/fIYE 何かと思って辺りを見回す。が、どうやら陽菜が机にコップを置いただけのようだ。 「・・・ねぇ慶太・・・私も含めてみんな知らない人がいるみたいだから紹介してよ?」 あ、あれ?陽菜さん、テンションがおかしいくらい低くないですか? そんな陽菜にチキンな僕は完全にビビってしまった。 「わ、分かりました!で、では時計回りに紹介したいと思います・・・まず彼が大田大和君です」 「どうも~」 「姉ちゃんはこの大和君に優しくしてあげて下さい」 「!」「ハァ?」 僕は頭が混乱していた。自分でも何を口走ったか分からない。 なにやら大和が心の叫びをあげているが、今の僕には紹介を続けることで精一杯だ。 「その次が山田君です・・・恭子ちゃんは彼と話をしたらダメだからね?」 「な、何を言って!?」「え?は、はい・・・」 「その横が太郎君・・・岡田、今すぐスカートを押さえろ」 「ちょ、おまっ!」「え?・・・キ、キャーッ!!」 女性陣の軽蔑のまなざしが太郎君と・・・僕に向けられた。 「その斜め前が俺の姉ちゃん・・・この中で唯一20を超えて・・・」 ものすごいスピードで携帯が飛んできた。これもツンの一種なのだろうか? 僕はたんこぶのできた額をさすりながら紹介を続ける。 「その横が陽菜・・・陽菜はいつみてもかわいいな」 陽菜の顔が途端に赤くなる。 うん、やっぱりかわいいな。みんなもそう思うだろ?え、違う?ブス?おたふく? そんなこと言ったら陽菜が悲し・・・あれ?なんだか陽菜さんの顔がおたふくと言うより般若みたいだぞ? 「はん・・・陽菜の斜め前にいるのが恭子ちゃん・・・僕のエンジェルさ!!」 陽菜もかわいいけど、違った意味で恭子ちゃんもかわいい。 (う、うれしいよ~!!今僕のって・・・僕のエンジェルって・・・!!) 僕のを強調されるとちょっとマズいから訂正するね?みんなのエンジェルさ! 陽菜がニコニコしている。そうか、陽菜も共感してくれたんだな!さすが幼馴染!さっきから恭子ちゃんを罵倒しているそこの二人も少しは陽菜を見習え! 「そしてその横が岡田・・・う~ん、岡田に関しては特に言う事はないな~」 次の瞬間ローキックが飛んできた。 僕は正座していたのでローキックがハイキックになる。鼻血が止まらない。 「死ねっ!」 僕の頭の中に蹴られる直前に見えた岡田のパンツが走馬灯のようにループしている。最後にいいものを見れたんだ。悔いはない・・・ 「結衣ちゃんもこういってるんだし・・・死んでみる?」 陽菜さん、それは冗談でいってるんですよね?目がマジっぽいんですけど冗談なんですよね? とりあえずみんなの紹介を終えたところで、僕は冷静さを取り戻した。 なんだか空気が重たい。 男性陣は僕に対して恨み節を唱えているし、僕は額が痛くて鼻血も出ている。 一体なにがおこったんだろうか? 344 :サトリビト:2010/04/22(木) 19 26 07 ID 946/fIYE 「ババ抜きでいいか?」 祭りまではまだ時間があったので、みんなでトランプをすることになった。 「それじゃ~何か賭けようよ~」 陽菜だ。事ババ抜きに関して陽菜は最強だ。負けた姿を一度も見たことがない。 「賭けるって・・・金はちょっとキツいんだけど・・・」 「それなら1位は最下位と、2位は7位と、3位は6位と、4位は5位と、それぞれ向こうでペア行動するってのはどう?」 岡田の出した意見にみんなが賛成した。というかみんなの目が血走っている。 (絶対に慶太とペアになってやる!) (慶太さんと・・・一緒に屋台を周りたい!) (慶太はババを持っているとき、必ず手札の右端に持っていく癖がある。それをうまく利用できればいける!) (慶太!俺の心の声が聴こえているだろう!なら俺とお姉さんの未来に協力してくれ!) (恭子ちゃん恭子ちゃん恭子ちゃん恭子ちゃん恭子ちゃん恭子ちゃん恭子ちゃん恭子ちゃん恭子ちゃんっ!!) (結衣と二人で祭り・・・これで公認のカップルに!!・・・ハァハァ・・・) みんなの顔は終始穏やかだったが、頭の中は熱い思いがあふれかえっていた。 だが僕にだって熱い思いがある。陽菜が一位なら僕は最下位を目指さなければ! みんなの熱意がトランプに移ったのか意外な結果になった。 一位太郎君、2位陽菜、3位大和、4位山田君、5位恭子ちゃん、6位僕、7位姉ちゃん、8位岡田――― 「じゃあみんながルールを知っている事が確認できたので本番始めますか」 「「「「賛成」」」」 「「なんでだよっっ!!!」」 多数決により本番が再開された。太郎君と山田君が心の中で号泣しているが関係ない。 泣いても笑ってもこれが最後となるので、誰かがカードを一枚ひくたびに辺りが緊張に包まれた。その結果・・・ 一位陽菜、2位姉ちゃん、3位岡田、4位大和、5位恭子ちゃん、6位太郎君、7位山田君、8位僕。 明暗が分かれた結果となった。僕としては陽菜と一緒になれてよかったし、恭子ちゃんも大和となら安心だ。 様々な心の声が聴こえる中、姉ちゃんの声だけがとても小く聴こえた。 (・・・りだった・・・には勝てないのか・・・) 345 :サトリビト:2010/04/22(木) 19 26 33 ID 946/fIYE 現在午後8時。すでに祭りが始まっている時間だ。 にもかかわらず今いるのは男4人だけ。 初めはみんなで一緒に来るはずだったのだが、4時間前に僕らが家から追い出されたのだ。 僕は別になんとも思わないけど、他の3人は一緒に行きたかったのかさっきからブーブー言っている。 「なんで野郎だけで・・・」 太郎君が昨日僕に頼んできたときの態度とまったく違う。 「はぁ~せめて祭りに向かうときだけでも祥子さんと一緒にいたかったのにな・・・」 「それよりも13才の女の子がこんな夜遅くまで・・・しかたがない。僕が責任を持って家まで送り届けるか・・・」 山田、お前はもう帰ってもいいぞ。 男性3人がぐちぐち言っていたとき、後ろから声をかけられた。 「おまたせ~!」 その声に振り返った僕たちは言葉を失った。 そこにいたのは先ほどの私服とは違い、浴衣を着ている女性陣だった。これには浴衣を着てくる事を知っていた僕でさえ驚いた。 なぜなら4人があまりにも綺麗だったからだ。 「どうかな?似合うかな?」 岡田が上目づかいで僕を見つめながら聞いてきた。正直、理性を保つのに必死だ。 「あ、ああ・・・めちゃくちゃかわいい・・・」 岡田は僕の言葉にこれでもかというくらい嬉しそうだ。 (めちゃくちゃかわいい!?どうしよう・・・嬉しくて死んでしまいそうっ!!) 「・・・のまま・・・ばいいのに・・・」 さっきまで下を向いてぼそぼそと呟いていた陽菜が、急に顔をあげた。ニコニコしている。 「ねぇ慶太~わたしは~?」 なぜか陽菜の笑顔が怖い。ここで間違った答えをだしたら大変なことになりそうだ。 「陽菜もめちゃくちゃ似合ってて・・・か、かわいいよ・・・」 岡田の時とは違いものすごく恥ずかしい。好きな人だから? 「・・・も?」 「え?」 「ううん、なんでもない。ありがと~♪」 なんだろう?答えは間違っていない・・・はずだ。 「慶太さん・・・あの・・・私は・・・」 恭子ちゃんがもじもじとしている。心の声に頼らなくたってこの時の恭子ちゃんの気持ちは分かる。 「かわいいよ。すごく恭子ちゃんに似合っている」 「あ、有難うございますっっ!!」 ここまできて僕は男性陣の嫉妬の叫びに気がついた。そろそろやめたほうがいいな、うん。 「じ、じゃあみんな揃ったんでペアになって祭りを楽しみますか!」 そう言って僕が一歩前に踏み出したとき、聴こえるか聴こえないか程度の声が頭に響いた。 (慶太はウチには何も言ってくれなかった・・・そうだよな、実の姉が浴衣着たところでなんだっていうんだよ・・・) 僕はとっさに振り向くが、姉ちゃんはすでに山田君と歩き出していた。 (・・・馬鹿かウチは・・・慶太にかわいいって言ってもらえるかと思って期待したなんて・・・) 「どうしたの慶太?早くいこ~よ~」 「あ、ああ、わかった」 陽菜と二人っきりの祭り。それなのに気分が晴れないのはなんでだろう? 346 :サトリビト:2010/04/22(木) 19 27 06 ID 946/fIYE 「あれおいしそう~」 今僕は陽菜と屋台巡りをしている。 二人っきりだし、デートといっても過言ではない。 楽しいはずなのに・・・なぜか心から楽しめていない自分がいる。 さっきの姉ちゃんが気になっているのだ。 僕が姉ちゃんの浴衣姿を褒めなかったのは単に聞かれなかったからだ。決してかわいくないと思ったわけではない。 でも他の女の子全員を褒めて一人だけ褒めなかったら?その子はどう思うだろうか? そこまで考えて僕は自分を責めた。 くそっ、なんであのとき気付かなかったんだ!姉ちゃんだって褒めてほしかったはずのに! 「どうしたの慶太?なんか恐い顔してるよ?」 陽菜の声に僕はハッとなった。そうだ今は陽菜とのデート中だ。 「い、いや別に・・・」 なんでもない、と言おうとしたが口が動きを止めた。 今からでも遅くない。 「悪い陽菜!!ちょっとついてきてくれ!!」 そう言って陽菜の手を引き僕は走った。 しばらく適当に走ったところで目的の人物を捕らえた。そのまま近づいて行く。 「姉ちゃん!!」 僕の叫びに目の前の二人が振り返る。姉ちゃんと山田だ。 神様・・・陽菜とのデート、ツケってことにしてくれませんか?・・・ 「悪い陽菜、俺ちょっと姉ちゃんに用事があるから!!山田、陽菜を頼んだぞ!!」 返答する暇さえ与えず、僕は姉ちゃんを連れて走り去った。 「け・・・慶太?」 「ごめん姉ちゃん、今はなにも聞かないで!」 そのまま人気のないところを目指して走る。 勢い余った僕達は神社を抜け出し、近くの公園まで来てしまった。 「ハァハァ・・・ごめん・・姉ちゃん・・・勝手に・・・」 「ハァハァ・・・ったくなんだよ・・・こんなところまで人を走らせやがって・・・」 そのまま二人揃って公園のベンチに座る。 「ウチはまだ全然祭りを満喫してないんだけど?」 「う・・・ごめん」 姉ちゃんが嫌味ったらしい視線を送ってくる。 (でも、ま、いっか・・・こうして慶太と二人きりでいれるんだし・・・) ものすごく小さい声だったが確かに聴こえた。 「ところで・・・ウチになんの用だよ?」 き、来た!!今が言うタイミングだ・・・恥ずかしいけど・・・ 「姉ちゃんにだけは言ってなかったなと思って・・・姉ちゃんの浴衣姿、めちゃくちゃきゃ、綺麗だよ///」 肝心な時に噛んでしまった。情けない・・・。でもこれで姉ちゃんも元気になるはずだ。 (こいつ、わざわざそんなことを言うために?・・・ハハ、慶太のそういうところ変わってないな・・・) 姉ちゃんが見たこともないくらい穏やかな表情になっていた。 「馬鹿かお前?なに実の姉に綺麗とかいってんだよ」 姉ちゃんはそう言うと視線を上に向けた。 心の声はそれ以降聴こえてこなかった。 347 :サトリビト:2010/04/22(木) 19 30 51 ID 946/fIYE 遠くを見つめながらぼんやりしている姉ちゃん。 時々姉ちゃんはこういう表情をするのだ。 しかもこの時にかぎって心の声が聴こえてこない。 なんとなく姉ちゃんの横顔を盗み見る。僕と違って整った顔だ。自分の姉ながら見とれてしまう。 すると突然姉ちゃんがこっちを見た。どこか悲しそうな顔で――― 「なぁ慶太・・・一つだけ聞いてもいいか?」 「え?・・・うん・・・」 なんだろう?心の声は聴こえてこない。 「陽菜のこと・・・好きなのか?」 「っ!?」 予想もしなかった質問に僕は戸惑ってしまった。 「なんでそんなこと・・・」 「いいから・・・まじめに答えろよ」 命令形だがいつものような凄味がまるでない。 こんなに弱々しい姉ちゃんを見たのは初めてだった。男にさえもひるんだことのない姉ちゃんが・・・ 僕は悩んだ。でも姉ちゃんはまじめな答えを求めてるんだ。姉ちゃんには残酷かもしれないが本当のことを言おう。 「姉ちゃんの言うとおり、僕は陽菜のことが好きだ」 「・・・そっか・・・」 (・・・やべー・・・まじで泣き・・・ぞ・・・う゛っっ!!) やっと心の声が聴こえた。だが・・・よりにもよってこんな言葉を聴きとるなんて・・・ でも僕はここで話をやめてはいけない。ここからが本題なのだ。 「・・・でも、だからといって姉ちゃんのことが好きじゃないなんてことはないよ」 姉ちゃんが顔をあげた。驚いている顔にはうっすら涙の跡が見えている。 「姉ちゃんのことも・・・陽菜に思っているのとは少し違うけど・・・大好きだよ」 これが僕の本心だ。別に姉ちゃんに同情して言ったわけではない。 姉ちゃんはいつも僕に対してきつい事を言っていたが、心の底では僕のことを思っていてくれたのだ。 「・・・本当か?本当にウチのことが・・・好き・・・なのか?」 (なんで?いつもお前に対してつらく当たってたのに・・・なんでウチのことが好きだって言えるんだ?) 「姉ちゃんは僕がいじめにあったときも助けてくれたし、いやいや言いながらも勉強を教えてくれたりもした。それに・・・生まれたときから一緒に 暮らしていた仲じゃん!そんな姉ちゃんのこと好きになるのは当然だろ?・・・もし、恋愛感情じゃなくて、一人の人間としてどっちが好きかって 聞かれたら・・・俺は姉ちゃんって答えたかもしれない」 今まで姉ちゃんがため込んできた思いを決壊させる引き金になったのだろう。 「う・・・うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁんっっっ!!!!」 姉ちゃんが泣きながら僕の胸に飛び込んできた。 「ごめんなさい!今まで慶太に冷たく当たってごめんなさい!慶太に暴力をふるったりしてごめんなさい!」 初めて姉ちゃんが自分から心を開いてくれた。その様子は姉というより妹のようだ。 そっと姉ちゃんの頭をなでる。 「謝らなくてもいいよ。姉ちゃんの気持ち・・・分かっているつもりだから」 「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!」 (慶太!慶太!慶太!慶太!慶太!慶太!慶太!慶太!慶太!慶太!慶太!慶太!慶太!慶太!慶太!) 姉ちゃんは心の中でずっと僕の名前を叫んでいた。まるで子供が親の名前を呼ぶように。 348 :サトリビト:2010/04/22(木) 19 31 23 ID 946/fIYE 「グズっ・・・もう大丈夫・・・だから・・・」 姉ちゃんがそう言って僕から離れた。 「ごめんな慶太。なんかかっこ悪いところ見せちまって・・・」 驚いた。姉ちゃんが素直になっている。 「これからはお前にできるだけ優しくする。そして・・・」 (慶太のためだ・・・距離を置こう・・・) そのまま押し黙った姉ちゃん。 僕のために距離を置く。姉ちゃんがこの言葉を使ったということは、もう僕に会わないつもりだ。 やっぱり姉ちゃんと僕は似ていない姉弟のようだ。姉ちゃんは人の気持ちに鈍感すぎる。 「姉ちゃん、これからも今までのままでいてよ。いつもみたいに冷たく・・・はちょっと嫌だけど、ムカついたら怒ったり怒鳴ったりしてよ。それから東京に戻ったとしても・・・俺のために時々でいいから帰ってきてよ」 姉ちゃんは僕の言葉を聞いて驚愕の表情を浮かべた。が、すぐにフワリと笑った。 「本当に慶太は昔から人の心に鋭いな。もしかして人の心が読めるんのか?」 ドキッとした。やばい、心の声に反応しすぎたか? 「まぁそこが慶太の唯一のとりえだけどな」 そう言って姉ちゃんは笑いだした。 なんて失礼な!他にもとりえはあるはず・・・だ・・・よね? (あのときも・・・こうしてウチが慰められたっけ?そういえばあのときからだな・・・慶太のこと好きになったのは・・・) あのとき? 僕は必死に記憶の糸をたどったがなにも思いつかない。 「それにしても実の弟に告白されるなんてな~」 「ち、違っ!!」 「照れんなよ」 く、くっそ!さっきのセリフは取り消しだ!姉ちゃんなんか大嫌いだし、これからは俺にもっと優しくしろよ! 「・・・帰っか」 「・・・うん」 姉ちゃんが手をつないでくる。今日はよく姉ちゃんと手をつなぐ日だ。 ・・・たまにはこういうのも悪くないな、うん。 (やっぱり慶太はウチのことを理解してくれる。それならウチは・・・誓う) 穏やかな姉ちゃんの声が僕の頭に届いた。 何を誓うんだ? 349 :サトリビト:2010/04/22(木) 19 31 52 ID 946/fIYE 「ねぇ慶太~一緒にご飯食べよ?」 祭りのあった日から最初の月曜日、陽菜が昼食を誘ってきた。 「ごめん、今日朝起きたらなぜか弁当がなくて・・・今からパンを買いに行かないと・・・」 陽菜の誘いを断腸の思いで断った僕は購買に向かって走った。 「あ、待ってよ・・・」 陽菜の声が聞こえた気がしたが、一刻も早く行かないとパンが売り切れてしまう。 購買に向かう途中、ちょうどパンを買い終えた友達が話しかけてきた。 「おい早川いまからパン買いに行くのか?」 「そうだけど?」 「あきらめろ。今日は何一つ、あのカロ○ーメイトすら残ってないぞ」 「なにっ!?」 早すぎる。いつもならまだ半分くらいは残っているはずだ。 それに高級(の割に腹も膨れない)すぎて誰も買わないカロ○ーメイトすなない・・・だと!? (それにしても新しく購買に来た人かわいかったな~・・・よし、もう一回見に行こう!!) なるほど、どうやら購買に新しく美人が入ったおかげでパンが売り切れたのか。 しかし・・・だからと言ってこのまま何も買わないわけにはいかない。 とりあえず購買に行ってみるとすごい人だかりができていた。 その光景に今日の昼飯を完全にあきらめかけたとき、聞きなれた声が人混みの中から聞こえた。 「あーもううっせーなっ!!ないものはないっつってんだろっっ!!」 なんとその声の主は姉ちゃんだった。 「姉ちゃん!?なんで!?」 「おっ、慶太か!?なにやってんだよ、早くこっちにこい!!」 何が何だかわからなくなった僕は人混みをかき分け、姉ちゃんの元へと近寄った。 「姉ちゃん何やってんのさ!!」 「見て分かんだろ?それより・・・ほら、お前の分な!!」 そう言って売り切れたはずのパンを僕に渡してきた。周囲の目が冷たい。心の声も。 「お前のために一番人気のパンをとっといたんだぞ?感謝しろよ」 「う、うん、ありがとう・・・ってそうじゃなくて!!なんでここにいんの!?」 「なんでって・・・ここがウチの職場だからな」 え?今なんて? 「今日からよろしくな」 姉ちゃんは銀行員だよね!?仕事は学校の購買とまったく関係なかったよね!? ・・・無茶苦茶だ。昨日の今日で転職したのか?一体どうやって・・・ (いままで慶太に冷たくした分、これからは慶太のために生きてやるんだ!) いや、自分のために生きて下さいよ。 そんなとき、背後に人の気配がした。 「あれ!?祥姉ぇだー!!」 「早川のお姉さん・・・?なんで・・・?」 仲良くやってきた陽菜と岡田。 「今日からここで働くことになったんだ。・・・よろしくな?」 (一昨日の夜誓ったんだ。一生ウチが面倒を見るって。慶太はだれにも渡さないって。だから・・・テメーらはさっさと消えろっっ!!) 「・・・えぇ・・・こちらこそよろしくお願いしますね?」 (この人なんでこの学校に?まさか慶太の事が!?いや、ありえない、だって姉弟だよ?そんなの許されるわけがない!) 「祥姉ぇと一緒~、やったーっ!!」 陽菜だけがこの状況を喜んでいる・・・んだよね?それは本心で言ったんですよね陽菜さん? はたして僕は無事にこの学校を卒業できるのだろうか・・・
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概要 名前:シェイキー 国籍:アメリカ人 性別:男性 所属:オンライン主人公 家族:なし 職業:武器商人 デルロボス 声の担当:Joshua Bass 所有武器:カービンリピーター(RDR1のみ) 所有馬:なし バックグラウンド シーブスランディングで働いている。 RDR1ミッション「On Shaky s Ground」でも登場している。RDOでは見知らぬ人ミッションとして登場する。 トリビア アイルランド人からの嘲笑がある。 吃音症を発症しているがこれはおそらくモルヒネによる麻薬中毒と考えられる。 実はRDR2においてfuckと言う単語を話すのはごく限られた人物のみが話す。そのうちの一人。
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684 :サトリビト:2010/05/05(水) 12 25 50 ID HLEr4wWp 「カラオケ?」 「そ、カラオケ!ほら陽菜ちゃんが転校して来た日に行こうとしたけど・・・お前がキレておじゃんになっただろ?」 あ~そんなこともありましたね。すっかり忘れてました。 今は飯の時間。もちろん、僕は購買で買った(買わされた)パンを食べている。 「だから今週の土曜にカラオケ行こーぜ!!」 (あ~祥子さんとのカラオケデート!!) 「・・・姉ちゃんは連れて行かんぞ?」 「なんでだよっ!!大勢の方が楽しいだろ!!」 なんでじゃない。これ以上寿命を縮めたくないんだ。 「嫌だ。姉ちゃんだけは誘わない」 できれば岡田さんも遠慮願いたい。 「・・・とおっしゃっていますが?」 は?大和は誰に話しかけてんだ? 「ほぅ・・・ウチだけをのけ者にしようってのか?」 あ、あれれ?そのドヤンキーボイスはお姉さまでしょうか? 「慶太・・・歯くいしばれ・・・」 またそのパターンですか?それについてはすでに対処法を考案していますよ? 僕は姉ちゃんに振り返った。そして・・・ 「今日もお美しいですよ、お姉さま☆」 バチーーーーーン!!! どうやら対処法は失敗だったらしい。できるだけ早く良い案を見つけないと。 「って゛か゛な゛ん゛て゛こ゛こ゛に゛!?」 僕は腫れあがった頬を押さえながらそう訊ねた。 ってか、あれ?秋祭りの時、もう暴力は振るわないって言ってなかったっけ? 「ウチの舎弟からワンコがあってな」 え?舎弟? 「祥子さん実はですね・・・」 き、貴様かぁ!!何度僕を裏切れば気が済むんだぁぁぁぁ!! 「今週の土曜にみんなでカラオケに行かないかと思いまして・・・どうですか?」 「しかたねぇな・・・愚弟のお守も姉の仕事だからな」 (慶太とカラオケか~!!一緒に何歌おっかな~♪) そうだ!!僕が当日行かなければいいだけの話――― 「何の話?」 「あ、陽菜ちゃん!実は今週の土曜に(以下略)どうかな?」 「うわ~、行きたい!!行きたい!!慶太はどうするの?」 「え?もちろん行くけど?」 陽菜さんは何を言っているんだろ?僕は初めから行く気満々だったのに。 「ふ~ん・・・その話、彼女は何も聞いてないんだけど?」 わ、バカー!!姉ちゃんの前でそんなこと言っちゃだめー!! 「・・・彼女?」 (そういやぁコイツ前もそんなこと言ってたような・・・まさか慶太と付き合ってるとでもいいたいのか?) 「私早川君とお付き合いしているんですよ、お姉さん♪」 うっ・・・わ・・・終わった・・・ どうやら今日はビンタデーのようだ。 685 :サトリビト:2010/05/05(水) 12 26 25 ID HLEr4wWp 只今午後7時。 なんとか今日という日を乗り切った僕は疲れた心を癒すことにした。 でもこんなに疲れ切った心ではオススメ1を試しても効果は薄いだろう。ならばオススメ2だ。 しかし、これを使っていいものか? オススメ2には色々と問題点があるのだ。 一つは中毒性があること。はっきり言って抜けられなくなるのだ。以前試した時にはあまりの中毒性に携帯を破壊するしかなかった。 そして・・・相手に悪影響を及ぼすのだ。これまた以前試した時には1週間僕の家に泊まりに来ては離れなかった。 だが今の心を修復するにはこれしかない!! 僕はある人物に電話をかけた。 「あ、もしもし恭子ちゃん?」 「ハ、ハイ恭子です!!け、慶太さんからの電話うれしいな~///」 「フフ、ありがとう」 よし、そろそろ始めるか。 「ところで恭子ちゃん・・・俺の事どう思う?」 「え!?どうって・・・だ、大好きです・・・///」 「え?良く聞こえなかったんだけど?」 「だ、大好きですっっ!!」 「頭にお兄ちゃんってつけて?」 「お兄ちゃん大好きですっっ!!」 「もっと言ってほしいな~」 「お兄ちゃん大好きっっ!!お兄ちゃん大好きっっ!!お兄ちゃん大好きっっ!!」 「ありがと。僕も恭子ちゃんの事、妹みたいで大好きだよ」 そして電話を切った。 最低だ。色々な意味で最低だ・・・ でもおかげで元気が出た。あ、携帯は壊さないとね。 「おい慶太!!早くトイレからでてこいや!!」 ふぅ、せっかく人が心を癒したばっかりだっていうのに。 トイレから出た僕はそのまま部屋に戻ろうとしたが・・・できなかった。 「ちょっとツラかせや」 (あのアマの発言について問い詰めてやる!!) そのまま姉ちゃんの部屋に拉致される僕。拷問はやめてね? しかし僕の願いむなしく、姉ちゃんの部屋に入った途端逆エビ反り固めを決められた。 「い、いだだだだだだだだだーーーーー!!!」 「・・・正直に話せば解放してやる・・・結衣とは付き合ってんのか?」 (肯定したら殺すぞっっ!!) 僕の選択肢はどうやら2つあるらしい。このままか死ぬか。どっちも嫌だ・・・ 「つ、付き合ってるけど・・・あくまで仮の関係だから!!」 「仮の関係?」 姉ちゃんの力が若干弱まった。いまが攻め時だ!! 「岡田と太郎君が付き合っているって噂が・・・それを失くすために・・・僕と付き合ってるふりをしてるだけ!!」 その言葉を聞いて姉ちゃんは僕を解放してくれた。 「ふ~ん・・・仮の彼氏役を慶太に頼んだのか・・・」 (それでもウチの慶太に手を出すとはいい度胸じゃねぇか!!カラオケの時覚えてろよ!!) 最近毎週のように修羅場が訪れるのはなんでだろう? 686 :サトリビト:2010/05/05(水) 12 26 59 ID HLEr4wWp 「それじゃあ遅くなりましたけど陽菜ちゃんの歓迎会ってことで、カンパ~イっっ!!」 「「「「「「「カンパ~イ」」」」」」」 今日は土曜日。某カラオケ店。 メンバーは秋祭りに行った時と同じ8人だ。 だけどあの時とはあきらかに雰囲気が違っていた。 「お、お兄ちゃんの横って・・・緊張するな///」 僕の横には恭子ちゃんが座っていた。 恭子ちゃんのセリフだけを聞くとかわいらしい感じがする。だが今の恭子ちゃんは例の中毒症状がでているのだ。 その症状として僕の腕にしがみついている。 「・・・ロリコン」 ちょっと岡田さん!?恭子ちゃんは僕の妹なんだよ!? 「・・・シスコン」 ちょっと陽菜さん!?妹が大好きで何がいけないの!? 「おいマジかよ慶太・・・ウチのことそんな目で・・・キモッ」 (慶太がシスコン!?マジ!?いやったー!!) ・・・あ~もうめんどくせー。 (慶太の野郎、俺たちを無視して祥子さんとあんなに・・・っ!!) (恭子ちゃんがあんなにくっついてるなんて・・・なんてうらやましいっ!!) (結衣だけでなく女性陣全員を・・・おのれ早川っ!!) お前らはロリコン、シスコン、キモいって言われるのがそんなに羨ましいのか? 「えー!!それでは誰から最初に歌いますかね!?」 殺伐とした中、カラオケ大会が始まった。 「俺がいくぜー!!」 太郎君が曲を入れた。エ○ザイルのl○vers againだ。 何を思ったのかわからないが目をつぶり胸に手を当てて歌っている。ときどき岡田の方を見ながら。 「ふ~、ちょっと音程を外したかな」 まぁ音程はちょっと外したくらいだったよ。音程は。 「どうだった結衣?」 なぜか岡田に感想を求めている。あれ?そういえば岡田と太郎君の噂はどうなったんだろう? 「ねぇ大田君にリクエストしていい?」 岡田が大和に話しかけた。太郎君の質問に答えてやれよ。 「いいけど」 「じゃあね・・・エ○ザイルのl○vers again!!」 あ、なるほど!これが岡田なりの返答なんだね! ちなみに大和は歌がめちゃくちゃうまい。岡田もそれを知っている。 大和が歌い終わると拍手喝采が起きた。 「お前うめーじゃんよ」 「あ、ありがとうございます祥子さん!!」 大和が嬉しそうで良かった。幾度となく裏切りられたが、僕の秘密を知っても友達でいてくれたいい奴だ。 「次は僕ですか」 山田だ。山田は普通の歌を普通に歌った。以上終わり。 「次は慶太だな」 大和からデンモクを渡される。ついに僕の番が来たか・・・ 「慶太さんの歌、楽しみだなぁ~」 本当にそう思うなら手を離してもらえます?右手を固定されるとデンモクを押しにくいし、歌いづらいのですが。 「私、久しぶりに慶太の純○歌が聞きたいな~」 陽菜が僕にリクエスト!?歌っちゃう!!僕、純恋○歌っちゃう!! ルンルン気分の僕だったが、この一言が本日の修羅場第一ラウンドのゴングとなった。 687 :サトリビト:2010/05/05(水) 12 27 37 ID HLEr4wWp 「純○歌か。わかっ―――」 「ウチはレゲエが聞きてぇな」 え? 「私は○が大好きなの知ってるでしょ?」 もはや何か分からないのですが?ジャニーズの人気グループですか? 「慶太さん・・・g○eeeenがいいです・・・」 「・・・」 これは一体どういう事だろう。僕が4曲連続で歌えってこと? とりあえずお茶を一口飲む。ん~うまい。 「えっと・・・何を歌えばいいのかな?」 「・・・慶太が歌いたいのを歌えばいいんじゃない?」 本当ですか?もし純○歌以外を歌っても怒らないでくれますか? 「・・・別に慶太が何歌ったってどうでもいいしな」 どうでもいいならリクエストを重複させないでください。あなたが最初にかぶせてきたんですよ? 「ズズズ・・・」 岡田さん、ジュースは音を立てて飲まない方がいいよ?なぜかその音が僕の心臓に悪影響を及ぼすからね。 「みなさんが何歌ってもいいって言うなら・・・私のリクエストを歌って下さい!」 あ、違うよ恭子ちゃん。この人たちは私のリクエスト以外を歌ったら殺すよ♪って言ってるんだよ? 「早く決めろや早川!!」 僕がなかなか曲を決めなかった苛立ち(と嫉妬)から太郎君が叫んだ。 しかたがない。ここは一か八かに賭けるしかない! 僕が入れたのは・・・l○vers again。 ごめんなさい。本日三回目でごめんなさい。三回目が一番下手でごめんなさい。 とりあえず歌い終えてみんなの顔を見ると、食べ物のメニューを見ていた。 本当にごめんなさい。 お詫びのしるしとして僕はみんなのためにジュースのおかわりをつぎに行こうと立ち上がった。 「じゃあ俺ジュースつぎに行ってくるけど、だれか他に入れてきてほしい人はいる?」 そう言ってみんなのグラスを見たが、全員のコップにはまだジュースが残っていた。 当たり前だ。まだここに来て4曲、時間にして20分しかたっていない。 「どうしたの慶太?ジュース入れに行くんでしょ?早く行ったら?」 陽菜が冷たい。やっぱり歌いたい曲を歌ったら怒ったらしい。 「そこに立たれると邪魔なんだけど」 姉ちゃん、俺そんなに悪いことしたかな・・・? 「ズズズ・・・」 あ、岡田のジュースは後ちょっとだ!! 「ん?早川まだいたの?」 う・・・うぅ・・・ 「ズズズズズズズーーー、ぷはぁ~!!・・・慶太さん、一緒に飲み物入れに行きませんか!?」 いいよ、分かったよ、認めてやるよ。この瞬間からおれはロリコンでシスコンだ。 「じゃあ行こうか」 そう言って恭子ちゃんと部屋を出ようとしたとき、一瞬岡田と姉ちゃんがものすごい恐い顔をした。 大声が聴こえる!、と身構えた・・・が何も聴こえなかった。 あれ?いつもあの二人が恐い顔をしたときは聴こえたのに? ま、いっか。 このときはあまり深くこの事を考えなかった。 688 :サトリビト:2010/05/05(水) 12 28 07 ID HLEr4wWp 「どれにしようかな~・・・慶太さんは何飲むの?」 「オレンジジュースかな・・・」 店員の視線が痛い。 (あの二人兄妹?でも顔が月とすっぽんだから違うわよね・・・まさか誘拐!?) ついでに心の声も。ってか客に向かって月とすっぽんとか言うな!それに誘拐したなら堂々とカラオケ店に入るか! 「慶太さん・・・恐い・・・」 「あ、ごめんね恭子ちゃん。ちょっと人間という生き物の道徳さについて考えてただけ」 「?」 「なんでもないよ。それじゃあ戻ろうか」 部屋に戻る道中、恭子ちゃんが僕の顔とジュースを交互に見てきた。 「あ、あのね?え、え~と・・・」 (慶太さんのジュース一口欲しいって言ったらくれるかな・・・?) え?ならさっきドリンクコーナーで飲めばよかったのに。 (で、でも目的が間接キスってバレちゃったら・・・キャ~キャ~キャ~!!) マズい。これは非常にまずい。恭子ちゃんの中毒症状のレベルが以前よりはるかに増している。 「け、慶太さんのジュースひ、一口ほ、ほしいな~///」 (言っちゃった!!キャ~キャ~キャ~!!) しかも結局言い放った!!もしこんな場面を勘の鋭い陽菜にでも見つ――― 「ダメだよ恭子ちゃん?このお兄ちゃんは恭子ちゃんに邪な事を考えた変態さんなんだよ?」 なんだか陽菜さんが突然現れるのがお決まり事みたいな感じがするな。それにまだそのネタを引っ張るんですか? 「そんな変態さんのジュースをもらおうなんて・・・変態さんがうつるよ?変態さんもより変態さんになるだろうし」 変態さんと4回も言われた。もう陽菜の中では確実に僕=変態なんだろうな・・・ 「・・・私慶太さんと同じなら・・・変態でもいいです!」 あらま。それはお兄ちゃんもビックリしすぎて普段使わないあらまとか使っちゃったよ。 「・・・恭子ちゃん・・・この変態のゴミに何て言われたの?」 つ、ついにさんをつけてくれなくなったぞ!?そして生まれて初めてゴミって言われたぞ!?姉ちゃんにも言われたことないのに! 「大好きって・・・私のこと大好きって!!」 恭子ちゃんが大声でそう叫んだ。もちろん廊下にいた人全員がこっちを見てくる。 ・・・お兄ちゃんはいっぱい、い~っぱい言いたいことがあるんだけど聞いてくれる?まず第一に――― 「慶太・・・」 「・・・聞いてくれ陽菜。これには色々と訂正個所が・・・」 「一つだけ真面目に答えて・・・」 陽菜さんの雰囲気がマジだ。それにかわいらしいポーチに手を入れている。携帯でも鳴っているのか? 「・・・その子のこと・・・愛してるの?」 なんだろう?無性にポーチの中身が気になるのは気のせいなのか? 「・・・答えて・・・」 「・・・好きだけど、それは妹としてです。決して異性としての意味ではありません」 こ、これでどうでしょうか? 「・・・分かった。慶太を信じる事にするわ」 そこでようやく陽菜が笑ってくれた。いや、今までも微笑んではいたけど・・・ 「慶太さん・・・私のこと大好きだって言ってたのに・・・嘘だったんですか・・・!?」 え~!?やっと問題解決したと思ったのに、今度は別の問題が勃発!? 「ち、違うよ恭子ちゃん!恭子ちゃんの事を大好きって言ったのは本心だよ!」 「慶太!本当にそんなこと言ったの!?恭子ちゃんに大好きって言ったの!?」 「だ、だからそれは妹として大好きって言ったんであって・・・」 (なにあそこ修羅場~?) (うっそ~片方の女の子まだ子供じゃない?) もう嫌だ・・・誰か助けてよ・・・ 689 :サトリビト:2010/05/05(水) 12 28 45 ID HLEr4wWp 周りの様子に気付いたのか、陽菜が冷静になった。 「・・・とにかく部屋に戻るわよ・・・話はそこでするから」 陽菜の口調が若干変わっている。そうとう怒っている証拠だ。 「・・・私も慶太さんに真相を確かめたいです・・」 (私のこと大好きだって言ったくせに!!) あれ?何気に恭子ちゃんの方も相当お怒りの様だぞ? 二人に連行され僕は部屋まで強制送還された。 「なんかさっきうるさかった・・・」 大和が言葉を切った。みんなも話し声を止めた。。 なぜなら穏やかキャラの陽菜と恭子ちゃんの二人のオーラが禍々しいものになっていたからだ。 「みんなちょっと聞いてくれる?」 な、何を言うおつもりですか陽菜様? 「コイツがさ~・・・恭子ちゃんに大好きだって告白したらしいんだけど・・・どう思う?」 「「「「「何っー!!」」」」」 「ち、違うって!!だから何度も言うけどあくまで・・・」 「違わないもんっ!!私のこと電話で大好きだって言ったもんっ!!」 お、落ち着け早川慶太!!ひとまずジュースを飲むんだ!! 「おい慶太・・・テメェ13の子に・・っ!!」 「ちょ、聞いてよ姉ちゃん!!」 「彼女がいるのに・・・」 「岡田は仮の彼じ・・・いや、なんでもないです」 みんな言いたい放題だ。確かにあの電話は僕に非が120%あったけど、だからって・・・ 場の全員が烈火のごとく怒り始めたとき、ぽつりと恭子ちゃんがつぶやいた。 「・・・私と彼女さんと・・・どっちが好きなんですか?」 その言葉に静寂が訪れた。みんなの視線が僕に集まる。 (慶太、浮気したことは水に流してあげる・・・だからはっきりと私の名前を呼びなさい!!) (慶太さん、私信じていますからっ!!) 主に岡田と恭子ちゃんの声が聴こえる。 答えられるわけがない。となれば第3の答え。 「・・・俺が好きなのは陽菜だ」 言ってしまった。もっとムードのある場所で言いたかったのに、こんな場面で言ってしまった。 「え・・・?」 恭子ちゃんの顔が絶望に染まる。でも妹として好きなのは変わらないからね。 「・・・っ!」 岡田が苦虫を噛んだような顔をしている。やっぱり僕なんかよりもっといい奴を選べよ。 「・・・認めねぇ」 誰もが静まる中、姉ちゃんがそう言った。 「姉として認められねェな!!慶太にふさわしい女は愛情深い人、つまりウチ以外はいないんだからな!!」 何言ってるんだ姉ちゃん!?告白に聞こえるぞ!? 「何言ってるの!?早川の・・・ううん、慶太の彼女は私なんだから!!私が一番ふさわしいんだから!!」 お・・・おい?お前まで何言ってるんだ? 「黙って聞いてれば・・・慶太さんが一番好きなのは私なんです!!私にだけ大好きって言ってくれるんです!!」 アレ?ミンナノヨウスガオカシイゾ? 690 :サトリビト:2010/05/05(水) 12 29 18 ID HLEr4wWp 「慶太は秋祭りの時にウチのこと大好きだって言ったんだぞ!!」 「私だって占いで12月になったら慶太が私のこと好きになるって言われたんだから!!」 「何度も言わせないでください!!慶太さんは電話で私のこと大好きだって言ってくれたんです!!」 岡田さんの意見だけが相当弱い。それに姉ちゃんも恭子ちゃんも都合のいい部分だけ抜き出さないで。 混沌とした修羅場が続く中、一つの笑い声が聞こえてきた。 「アハハハハハハハッ!!!」 陽菜だ。一体何がおもしろいのかものすごい笑い声だ。 「みんな醜いな~。慶太がさっき言ったでしょ?好きなのは私だって。あなたたちが喧嘩したところで何の意味もないのよ?」 陽菜の目が今まで見たこともないくらい濁りきっていた。 「それにこの際だからはっきり言うわね?まずは・・・祥姉ぇ」 声をかけられただけだというのに、姉ちゃんが怯え始めた。姉ちゃんが怯えるなんて初めてだ。 「慶太はあんたに同情して好きだって言ったのが分からないの?実の姉のくせして弟を愛しているなんて・・・気持ち悪すぎ」 おかしい。陽菜がおかしい。まるで別人だ。 対する姉ちゃんはいつものように言い返さない。ただ下を向いて何かをこらえているようだ。まさか泣いているのか? 「恭子ちゃんは一体何様のつもりなの?すぐ男の家に転がり込んだりして・・・飢えてんの?」 「ち、違います!!それは慶太さんが―――」 「飢えるの意味分かるの?その年で分かるなんて先が思いやられるわね。言っとくけどビッチは嫌われるわよ?」 陽菜の波状攻撃に恭子ちゃんが泣き始めた。だが陽菜は口撃の手をやめない。 「だいたい他人のくせに妹とか・・・そういうのがマジで男受けすると思ってんの?頭悪いんじゃないの?」 恭子ちゃんの顔が真っ青になっている。心の中で壊れた人形のように、ただ僕の名前だけを呼びながら。 「最後は・・・結衣ちゃん」 「・・・なによ」 岡田は口撃に備えて構えている。僕はただただ見守るしかない。 「正直、言う事は何もないの。結衣ちゃんはかわいいし、みんなの人気者だし、すっごい憧れてるよ?ただね・・・」 陽菜が言葉を切った。多分ここから攻撃に移るのだろう。 「私、結衣ちゃんのこと大っ嫌いっっ!!私だけの慶太を奪おうとするなんて!!顔見るだけでムカつくっ!!」 「は、は~!?意味分かんないんですけど!?だいたい慶太はあなただけの人じゃないでしょ!!」 「私だけの物よ!!私だけが慶太を理解できるし、慶太だけが私を理解してくれるんだからっっ!!」 「物って・・・慶太は人間でしょ!?それを物扱いするなんて、あなたこそ何様なの!?」 「物だよ!!慶太は人間であって私の所有物でもあるんだから!!だから勝手に人のもの盗もうとしないでよっっ!!」 僕の意思とは無関係に話が飛び交っている。なんだかものすごく怖い。 「ぬ、盗むってあなたね!!大体慶太の彼女はわ・・・ううん、口で言っても分らないなら見せてあげる」 そう言って岡田は僕に近寄ってきた。その行為に対し怪訝な顔をする陽菜。 「ねぇ慶太、私と慶太は彼氏彼女の関係だよね?なら・・・」 言い終わらないうちに僕の口が何かでふさがれた。 なんだろう?今までに感じたことのない温かな感触だ。ただ周りの声がうるさく聞(聴)こえた。 「どうだった?もしかして慶太のファーストキスだった?」 そっか、感触の正体は岡田の唇だったのか。どうりで温かかったわけだ。 そんなことを漠然と考えてしまった。 「アハ、アハハハハッッ!!本当に・・・結衣ちゃんは・・・ムカつくなっっ!!」 生まれて初めて陽菜の激昂した姿を見た気がする。 陽菜はいつも持ち歩いていたポーチに手を入れてあるものを出した。 ・・・刃渡り10cmはあろうかというナイフだ。 「ぶっ殺してやるっっ!!」 そのままいきり立った陽菜が岡田に突進した。 691 :サトリビト:2010/05/05(水) 12 30 07 ID HLEr4wWp 「って、うおぉぉぉぉぉーーーー!!」 そんな叫び声とともに飛び起きた。 なぜか目の前には布団がある。それにどうやらここは僕の部屋のようだ。 あれ?さっきまでカラオケボックスにいたはずじゃあ・・・? とりあえず携帯を見る。そこには今日が何の変哲もない平日だという事が記されていた。 どうやら今までのことは全部夢だったらしい。 よかった。本当によかった。でもなんてリアルな・・・ 「ん~・・・どうしたのぉ~、お兄ちゃん?」 隣で眠っていた恭子ちゃんが目を覚ました。 「あ、起しちゃった?ごめんね・・・ってあれ?なんで恭子ちゃんが俺のベッドに?」 「だ、だって・・・お兄ちゃんと一緒に寝るの気持ちいいから///」 そういって僕に抱きついてくる恭子ちゃん。 あれ?なんだか夢のときもこんなに積極的だったような気がするぞ? 「・・・歯、くいしばれや慶太・・・」 あ、あれ?まさかこれも夢なの? それを確かめるために僕は姉ちゃんに振り返る。そして・・・ 「今日はお美しいですよ、お姉さま☆」 「ほぅ・・・いつもは美しくないと?」 フフ、ものの見事に一字言い間違えたみたいだ。 バチーーーーーン!!!! どうやらこれは夢ではないらしい。そのことが分かっただけよかったよかった。 「お兄ちゃんになんてことするんですか!?」 「これは愚弟に対する制裁だ。ってかオメーも何の気もなしに慶太のベッドで寝てんじゃねーよ!!」 「だって私とお兄ちゃんは兄妹だもん!一緒に寝ててもいいじゃないですか!」 「いいわけあるか!来るたびに毎回慶太のベッドに忍び込みやがって!」 「なんでそんなに怒るんですか!?もしかして・・・あなたもお兄ちゃんと一緒に寝たいとか?」 「そ、そんなわけあるかっっ!!」 姉ちゃんと恭子ちゃんが僕をはさんで討論を繰り広げている中、ふと夢であった気になる点を思い出した。 カラオケのときは聴こえるはずの声が聴こえなかった。 冷静になって考えると、最近サトリの能力が不安定になっている気がする。 そういえば以前は強い感情にしか反応しなかったんじゃないのか? でも最近は以前は聴こえなかったはずの小さい声もたまに聴こえるぞ? 一度考えだすと疑問がたくさん湧いてきた。 「しかたないな・・・」 僕は昔サトリの研究を手伝わされた教授の元に行くことを決めた。 「え?ち、ちょっと待て!し、しかたないってお前!?」 (え?嘘!?慶太がウチと一緒に・・・一緒に寝るって!?) 「お、お兄ちゃん!?本気なの!?」 (嫌だぁ!!そんなの絶対にダメ!!お兄ちゃんと一緒に寝るのは私だけの特権なんだから!!) ・・・はぁ・・・もう好きにしてくれ・・・
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二式水上戦闘機 表示名 a6m2n アイテムID 28855 耐久 140 カテゴリ 水上戦闘機 ナイトビジョン 無し フレア 無し フロート 有り 最大速度 0.91 乗員数 1 武装 7.7mm機銃 20mm機関砲 レシピ 鉄ブロック×5 紙×2 薄灰色の染料×1 ボート×1 特徴 日本海軍で設計・使用された水上戦闘機。プロペラを使ったレシプロ機のため、速度面はジェット機に劣る 武装は7.7mm機銃と20mm機関砲のみで、現代軍用機のように誘導可能なミサイルなどが一切ない。 またレーダーも取り付けられていないため、目視での戦闘を行う事になっている。 水上機のため、着水しても沈まない。 実際に存在はするが、MOD自体に零式艦上戦闘機21型があるため、拡張パックでのリリースとなっている。 配布場所Downloads マインクラフト非公式フォラーム MCヘリコプターMOD拡張パックトピック 製作者 ロリコンしいたけ&超蔟【999計画】 コメント 名前 コメント
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imageプラグインエラー 画像URLまたは画像ファイル名を指定してください。 概要 名前:トビン・ウォフィールド 国籍: 性別:男性 所属: 家族: 職業:市長(引退済み) 声の担当:Ian Lithgow 所有武器: 所有馬: バックグラウンド シーブスランディングに潜伏。 窃盗及び公費横領の罪で手配中。市長としての任期中に何年にもわたって公費を横領していた。身柄を引き渡し、盗難にあった金品を返還した場合に懸賞金が支払われる。 トリビア この賞金首は降伏してくるが他の賞金稼ぎ敵になる。降伏を待つより権利書を入手したらさっさと縄で縛り、馬で運んだ方が後々楽。追っ手が来た場合トビンが逃げようとするため厄介。 ギャラリー
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メニュー>称号>センセイ>ディストリビュート ☆2 コマンシャルじゃだめな理由を思いつかない。ダムウェイターはSL2か3で十分なので、残りの枠がもったいないと思ったならまあ選択肢かな。 もともと射程も20mあるし、対象はSL+1体自由選択だし、わざわざこれに頼る局面は少ないはずだ。緊急時に1枠取るくらいでいいかなぁ。 -- 名無しさん (2015-07-17 11 35 11) 名前 コメント
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ふりーあめ カテゴリ:トリビア系 アメリカ国歌のBGMを聴きながら御覧下さい。 自由の国アメリカといえば開拓時代や独立戦争で理想とされた理念だ。 しかし、現在のアメリカはそうでもない。 アメリカは合衆国を名乗ってるとおりにあ、州ごとに自治権が与えられており、いわば連邦制国家だ。 その点では自由に見えなくもないが、自由とはいえ、完全に自由なわけではない。 例えば、人をいくら殺してもいいとか、銀行から金を盗んでもいいとかではない。 一応、法治国家の立場として法律があることから自由とはいえない。 州ごとに自治権が与えられてるとはいったが、その通り州ごとに法律も異なっている。 ケーリー法のように複数の州が施行していることもある。 アラバマ州では日没後でなければピーナッツを買ってはならない、日曜日にドミノをしてはならない、教会で笑いを取るためののつけ髭は禁止、線路に塩を撒いたら死刑、いかなる時でもズボンの後ろポケットにアイスクリームのコーンを入れる事を禁止だ。 このため、アメリカには自由がないことが伺える。 では、自由の国アメリカの自由とは何なのか 既に言ったようにアメリカは独立戦争をしている。 もともとイギリスの植民地であった現在のアメリカは本土政府から高い税金を吹っかけられて独立を勝ち取るために戦った。 当時の独立こそが自由だった。 イギリス領アメリカには王派と中立派、独立派の3派がおり、独立派が熱意ある行動で中立派を巻き込み独立派が大きくなった。 残された王派と戦争し、勝ち取った独立。 独立して初めて自由となった。これが自由だ。 アメリカが独立に成功すると世界各地からアメリカへ行けば自由になれる、豊になれるという噂からどっとアメリカへ押し寄せてくる。 おかげで現在もアメリカは多民族国家となってるんだああああ。 さらに時代が進むと黒人の奴隷制が廃止されようとするに奴隷制存置派が「奴隷制こそ自由」というと南部にとどまって。 これが南北戦争だったかな? そんなこって、えーと、結局アメリカの自由って何なんだろう? 今じゃルールがどんどん作られてって自由ですらなくなってきている。 結論として、アメリカが求めたというか、人民が求めた自由は遠の昔に達成してることになるんだ。 補足トリビア アメリカのこの顔文字 ( ͡° ͜ʖ ͡°) ほす! ( ͡°ʖ ͡°)ふん! 自由の国アメリカと言われてきたが昔の話であろう。 今は自由の国アメリカとん~言わなくなってきている。 ちなみに自由の女神像があるも、あれは黒人奴隷から解放したのとは関係なく、 フランス国民が送った民族別で差別から解放されようと願いを込めた像だ 63ほぉ~
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魔法・信仰系《レトリビューション(応報)》 形式:割り込み 前提スキル:《カルマ》+《プレスティージ》 上限スキルLv:(信仰系÷10) 最大スキルLv:2Lv 派生スキル: ①《リジュビネーション》 ②《リザレクション》 <解説> 因果応報、攻撃を行ってきた敵に天罰が下る。 ・《プレスティージ》とは異なり、自身が攻撃対象の場合のみ使用可能。以下にその手順を説明する。 ①敵が攻撃的な行動を行った際、《レトリビューション》を宣言して[加護]チェックを行う。 この[加護]チェックは通常の2倍のコストを支払うこと。 ②[加護]チェックに成功した場合、続いてPRの対抗判定を行う。 このPR対抗判定にも勝利すると、敵の成功判定のダイスを「ファンブル」とすることができる。 ・《レトリビューション》は1戦闘中に1回しか使用することができない。 ただし、スキルLvが2になると、この使用回数制限が撤廃されて無制限となる。